2023/03/02
こんにちは、歯科医師の久貝です。
今年も、あっっっ・・・・という間に3月に入りましたが、
皆さんはどうお過ごしでしょうか?
まだまだ寒さが続きますが、風邪はひいていませんか?
最近、診療をしていて気が付いた事があるんですよ。
たま~~~に、「銀歯が外れました~」って言って、
来院する患者さんがいるのですが
気が付いてしまいます。
「アレ・・・この人ちょうど一年前にも外れているな。
いや、その一年前にも外れて・・・
いやいや、その一年前にも外れているなぁ・・・」
口腔内を見てみて気が付く事
「歯の摩耗・咬耗の跡、歯の表面のクラックというひび割れ」
もしかして、「寒いから食いしばって」いるんかな?
えっ・・・寒いから食いしばって → 銀歯が外れる?
そんな事ってあるんかな?
1人、2人ではなく、銀歯の外れてくる患者さんで、
カルテを確認すると結構同じ時期に外れて来院される方がみられます。
それで、患者さんに確認をすると
「うん、歯ぎしりしてんネン」って返事が返ってくる事が
そういう時は、だいたい説明させてもらって、
「マウスピース」を作成することがありますが
皆さんは聞いた事ありますか?
「歯ぎしり防止のマウスピース」って?
ちなみに、皆さんこんな経験はありませんか?
「朝起きた時に顎が疲れている」、
「ちょっと集中したあとに歯が痛い」、
「虫歯ではないのに歯が痛む…」。
そんな時には「歯ぎしり・食いしばり」を疑いましょう。
「歯ぎしり」や「食いしばり」は、放置していると
歯が欠けたり顎の病気になったりと影響が大きい動作です。
こんな時に「マウスピース」が登場です。
歯ぎしりや食いしばりをする方は、寝る時には
マウスピースをはめると症状が軽減されます。
歯ぎしりや食いしばりは、ストレスなどが原因で
強く歯と歯をすり合わせたり噛み合わせたりすること。
非常に強い力が歯や顎にかかるため、
さまざまな不快症状を引き起こします。
ストレスや噛み合わせの悪さなど
根本的な原因に対応するのはもちろんのこと、
まずは強い力から歯や顎を守らなくてはなりません。
そこで活躍するのが「マウスピース」。
特に意識のない、寝ている間の歯ぎしりや食いしばりから
自分を守るため、早めに手に入れて装着しましょう。
装着することにより、マウスピースを歯にはめることで、
歯ぎしりや食いしばりによる歯のすり減りを防止します。
歯ぎしりや食いしばりで歯にかかる負荷は
自分の体重の2~5倍と言われています。
凄まじい力が歯にかかるので、毎日繰り返されると
歯は段々削れ、欠けていきます。
しかしマウスピースをしていれば、本来なら
歯が削れていくところを身代わりになってくれます。
マウスピースが少しずつ削れていくことが確認できれば、
歯ぎしりや食いしばりの自覚がない方でも
治療をしようと考えが変えるはずです。
歯ぎしりはどうしても食いしばりやすい奥歯に集中しますが、
マウスピースをはめるとその力を歯列全体に分散できます。
1本の歯にかかる負担を和らげることができるため、
歯が折れたり欠けたりする可能性が減ります。
虫歯治療の詰め物なども歯ぎしりが原因で
欠けたり取れたりするので、その防止にも役立ちますよ。
もしも、「あれ・・・もしかして私、
歯ぎしりしているかも・・・・?」って、怪しいときは、
タニダ歯科の検診時にでも、スタッフにご相談ください。