2025/04/03
こんにちは。歯科医師の法貴です。
段々と暖かくもなる日が増えてきました。忙しくなる日が続く方もいるとは思いますが体調には気をつけて新年度新生活頑張りましょう。
今回は喫煙の話になります。
喫煙の健康影響については,厚生労働省「たばこ白書」が日本人における喫煙と各種疾患との因果関係のエビデンスを、
「米国公衆衛生総監報告書」にならいレベル1~4で判定しています。喫煙者本人および周囲の人への影響についての科学的根拠が
「レベル1:因果関係を推定するのに十分である」と判定された疾患を示しています。
さらに、歯科口腔領域においては「レベル2:因果関係を示唆しているが十分ではない」と判定された疾患も示しています。
「たばこ白書」には含まれていないが、妊娠中喫煙と唇裂口蓋裂との因果関係もすでに確立しています。
加熱式タバコは紙巻きタバコに比べて、ニコチン以外の有害化学物質の曝露量を減らせる可能性はあります。
しかし有害化学物質の曝露に安全域はなく、紙巻きタバコの研究から推測されるとおり、
曝露量の減少に見合っただけタバコ関連疾患のリスクが減少するかどうかは明らかではありません。
発がんリスクの推定モデルを用いた研究では、
加熱式タバコ(1日15本使用)は57人/10万人(紙巻きタバコの約1/40)と算出されています。
しかしこの結果は、明らかに有害な紙巻きタバコに比べて発がんリスクが低下する可能性が示されているだけで、
一般に許容されるリスクレベル(1人/10万人~100万人)に比べると大きいものになります。
加熱式タバコは発売開始からまだ10年程度しか経っていないため、長期の健康影響についてはわかっていないが、
新たな科学的知見が集積されつつあります。
全身疾患への影響
呼吸器疾思については、ヒト呼吸器細胞への影響やマウスでの肺傷害が確認されており、
実際国内において急性好酸球性肺炎の複数例の報告があります。
循環器系疾患については、動脈硬化につながる酸化ストレスの亢進や血管内皮細胞の障害が示されています。
妊婦への影響
妊娠中の加熱式タバコの使用が、妊娠性高血圧症候群 低出生体重
在胎不当過小児 子どものアレルギーと関連したことが報告されています。
歯・口腔への影響
ヒトの歯肉・口腔粘膜の細胞やマウスの細胞を用いた研究においては、
加熱式タバコの細胞毒性が報告されており、口腔がんの発症や口腔粘膜の角化異常
インプラント手術後の創傷治癒への影響が懸念されています。
様々な疾患に対して関連づけされることが増えてきています。
今後のご自身の健康の為にも早めの禁煙をお勧めします。
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