タニダ歯科医院ブログ

タニダ歯科医院ブログ

西宮市の「タニダ歯科医院」がお送りするブログです。

訪問ステーション

こんにちは。院長の谷田です。
朝晩はめっきり寒くなって参りました。
日増しに秋の終わりと本格的な冬の到来を感じています。

 

来月にはクリスマスや年末年始といった楽しいイベントがたくさんあるので、気温の変化で体調を崩してしまわぬよう皆さまも十分お気を付けください。

 

 

さて、こちらは本院より15メートルの場所にある訪問ステーションです。
病気やケガによって歯科クリニックへの通院が困難な方に向けた歯科訪問診療ですが、実は独立した訪問ステーションを併設している歯科医院はまれです。

 

 

当院では、訪問専属の歯科医師・歯科衛生士・訪問コーディネーターが在籍しており、
8台の訪問車両を完備
万全の態勢を整えております。

 

 

嚥下内視鏡を使用したVE検査も実施しており、施設や在宅における誤嚥の予防にも努めています。

 

皆さまの歯とお口の健康を守るため尽力してまいります。
何かお困り事がありましたら、お気軽にお問い合わせください。

 

 

タニダ歯科医院
〒669-1133 兵庫県西宮市東山台1-10-5
TEL:0797-61-2000
URL:https://www.tanidashika.jp/
Googleマップ:https://g.page/r/CUn1zmeIAnWtEAE

口腔内乾燥について

こんにちは皆さん、歯科医師の久貝です。

 

季節は11月・・・霜月です

 

ドタバタと、慌ただしくなり、

 

「あぁ・・・今年も残りわずかだなぁ・・・」と、

実感できる季節となってきましたね。

 

これからは、クリスマス、大みそか、お正月・・・と、

大きなイベントが一気に来ますが、

 

皆さん元気でやり過ごせていますか?

 

忙しいですから体力も減りますし・・・

その上に寒く、乾燥もあるから喉を壊し易いし

 

風邪・・・特に最近はインフルエンザも流行っているし・・・

注意しなきゃですね

 

はぁ・・・やり過ごしにくい季節です。

 

こんな記事を読んでいる そこのアナタ・・・

ちゃんとウガイ、手洗いしていますか?

 

しっかり注意し、体調管理して下さいね

 

まぁ・・・僕はしっかりと かかりましたがね・・・

風邪に・・・

 

さて、先ほどチラッと挙げた乾燥ですが、

 

これが結構 危ないんですねぇ・・・知ってます?

 

この季節よく患者様に言われるのが、

 

「お口の中がネバつくわぁ」

 

「最近、お口の口臭が気になって」

 

という、キーワードを言われます。

 

これも全部 乾燥が原因なんですね

 

この症状が進行すると、

「虫歯」や、「歯周病」が起こりやすくなってきます

 

・・・・なぜ?・・・・

 

と、思われる方も多いと思いますが、

唾液には「お口の中を殺菌」する働きがあるのです

 

そのため、口腔乾燥によりお口の中の唾液が減少してしまうと、

 

口腔内の菌が繁殖しやすい環境に・・・

 

そうなると

 

「虫歯」、「歯周病」、「口臭」

 

などの、口腔内のトラブルに発展し易くなってしまいます

 

 

 

また 高齢の患者様では、口腔内の乾燥が原因で

 

食事を食べにくい、

「摂食・嚥下障害」を引き起こす事もあります。

 

口腔内の乾燥により、

口唇・舌のひび割れから 強い疼痛を引き起こしたり

 

唾液量が減少するため、

食べ物を飲み込みにくい嚥下障害を引き起こしたり

 

・・・・たかが乾燥・・・と思いますが、

 

結構重症な結果を引き起こします

 

これからの発展で、僕らが最も恐れるのが

 

「誤嚥性肺炎」

 

です。聞いた事ありますか?

ご高齢の方の死因の上位に来るものです。

 

誤嚥性肺炎とは、

「本来なら胃へ流れるはずの食べ物や唾液が、

誤って気管や肺へ流れてしまい、

口の中の菌が肺の中に入り込み炎症を起こしてしまう」

病気のことです。

 

口腔内乾燥症によって口の中に細菌が増えた状態だと、

誤嚥により肺へ細菌が多く入り込んでしまう

誤嚥性肺炎を引き起こし、場合によっては

死に至ってしまうこともあります。

 

それでは、何故このような症状が引き起こされるのか?

 

単純に空気が乾燥しているだけでは無く、

要因は幾つかありますが、

 

①全身疾患由来なら

 

「糖尿病」、「シェーグレン症候群」、「腎不全」、「更年期」

 

また、一部服用する薬剤によっても引き起こされ

 

「抗うつ剤」、「抗ヒスタミン剤」「降圧剤」などがあります。

あくまで一部の薬剤ですが・・・

 

③その他の原因としては、

 

「加齢」、「ストレス」、鼻づまりによる「口呼吸」

 

なども、原因の一つです。

 

それでは このような症状にたいして、

僕らはどの様な対処が出来るのか?

 

口腔内乾燥症は、

病気が原因の場合にはその病気を治療することが

まず第一の対策」です。

 

また「薬の副作用が原因なら、薬の種類の変更や

減量などを検討する」必要があります。

 

しかし「生活習慣や加齢が原因」の場合、

すぐ根本的に解決することは難しいため、

「生活改善」、「対症療法」が大切です。

 

僕らの生活の中で注意出来る対処方法として、

「こまめな水分補給」、「唾液腺マッサージ」

 

などが挙げられます。

 

 

ですが・・・唾液の分泌は、

自律神経が大きく関わっているため、

 

規則正しい生活を心がけるだけでも

多少の変化はあるかもしれませんね

 

特にこの年末年始は、

忘年会や、大掃除、お正月・・・など

 

暴飲暴食を引き起こす、

甘い誘惑がたくさんありますからね

 

みなさん、この季節・年末年始を 無事過ごせる様に

 

体調管理をしっかりとし、健康に過ごしましょう

 

また、定期健診や、気になる事があるのならば、

 

是非ともタニダ歯科へご相談下さい。

 

ではでは、皆様方 よいお歳を。

免疫力もアップする、幸せホルモン

こんにちは、訪問歯科医師の西川です。
急に秋が深まり1日の寒暖差も大きく、体調管理が少し難しい季節ですね。
今回は、体調にも関係するいわゆる『幸せホルモン』についてです。体の健康を保つためには心の健康も大切です。
「幸せホルモン」と称される伝達物質の中で代表的な「セロトニン」「オキシトシン」「ドーパミン」についてご紹介いたします。

 

幸福感について

幸福感は脳内ホルモンと呼ばれる神経伝達物質の働きによってもたらされます。

今日もがんばろう♪というポジティブで前向きな気分
セロトニン的幸福:心と体の健康を支えてくれます

家族や友人、ペットなどといて楽しいなと感じる
オキシトシン的幸福:つながりや愛情などをもたらしてくれます。

目標達成した快感
ドーパミン的幸福:成功や報酬といった快楽です。

それでは、「セロトニン」「オキシトシン」「ドーパミン」3つの脳内ホルモンについて詳しくみていきましょう。

 

セロトニン
体内時計を整えるために非常に重要な脳内ホルモンが「セロトニン」です。

セロトニンには、不安感を和らげて精神を安定させる働きがあります。朝目覚めたときに「今日もがんばろう♪」というポジティブで前向きな気分をもたらしてくれます。分泌が不足すると、イライラしたり落ち着きが無くなったり、衝動的、攻撃的になったり、うつ病を発症させたりします。

また、睡眠を導く「メラトニン」というホルモンの材料にもなります。このメラトニンは、睡眠中に免疫力を高めたり、強い抗酸化作用によって体を守ったりします。

セロトニンは、心と体の健康の基本となるものです。昼夜逆転生活や不規則でバランスの悪い食生活など、生活習慣が乱れることによりセロトニンの不足を招きやすくなります。

 

セロトニンの分泌UP方法
タンパク質をとる
アミノ酸の「トリプトファン」が材料になっているため、肉や魚、大豆製品などからタンパク質をしっかりとりましょう。
これらの食品を一気に食べるのではなく、毎日の食事にプラスすることが大切です。
また、セロトニンの合成には、タンパク質だけではなくビタミンB6やマグネシウム(Mg)、亜鉛(Zn)などの栄養も必要なため、次のような食品も摂取しましょう。

ビタミンB6を含むおもな食品:カツオ、バナナ

マグネシウム(Mg)を含むおもな食品:ひじき、炒りごま

亜鉛を含むおもな食品:きな粉、切り干し大根

セロトニンを増やすためには、このようにさまざまな栄養をバランス良く摂取することが大切です。
さらに、食事をする際にしっかり噛んで食べると、セロトニン分泌が活発になります。食事以外でも、ガムを噛んでセロトニンを増やすのも手段としてよいでしょう。

朝は太陽の光を浴びる
朝、太陽の光が脳の視交叉上核という部分に刺激が伝わることで、セロトニンの分泌が促されます。毎朝同じ時刻に太陽の光を浴びることが重要です。休日に寝坊していると体は不調を招きやすくなります。

リズム運動
朝に、リズムを刻むウォーキングやサイクリングなどといった運動をすると開始約5分でセロトニンの分泌が活性化されて、20~30分でピークを迎えます、そのため、リズム運動は、20~30分継続して行うのがおすすめです。
深呼吸をして息を吐くことも、セロトニンの増加につながります。息を吐く際には、口をすぼめてしっかり息を吐き切ることをイメージするのが大切です。

 

オキシトシン
愛情ホルモンとも呼ばれており、分娩時に子宮の収縮を促すことや乳腺を刺激して母乳の分泌を促す働きがあることから、女性の出産期に必要なホルモンとして知られてきました。

近年では、このオキシトシンが老若男女のストレス状態を軽減させ、不安や心配などを緩和させてくれるなどといった働きがあることが分かってきました。
また、オキシトシンが十分に分泌されているとセロトニンの分泌も増えて、相互作用によりストレス緩和につながります。愛情や人とのつながりなどがあることで精神が安定します。

 

オキシトシンの分泌UP方法

スキンシップを図る
⇒家族やペット、パートナーなどとのスキンシップはオキシトシンが分泌されるといいます。

タッチケア
⇒家族やペット以外でも、マッサージなどでも分泌が促進されるといいます。

グルーミング
⇒人が一箇所に集まってコミュニケーションを楽しむことグルーミングといいます。コミュニケーションを通して分泌が促されます。

 

ドーパミン
ドーパミンは快楽物質とも呼ばれていて、楽しいことをしている時や目標を達成したとき、褒められたときなどに分泌されます。やる気を出してくれるのも役割の一つです。

ある行為でドーパミンが放出されて快感を得ると、脳がそれを学習して、再びその行為をしたくなります。さらに大きな快楽を得ようとして努力をするようになります。

幸せホルモンの分泌アップして、心も体も元気になりましょう。

歯周病治療で糖尿病が改善!?その理由とは

 

こんにちは。院長の谷田です。
毎年11月14日は
糖尿病の認知・注意喚起を目的とした
「世界糖尿病デー」というイベントが
開催されています。

 

この日の前後には、
シンボルカラーの「ブルー」にちなみ、
日本全国のさまざまな施設で、
青色のライトアップイベントが開催されます。

 

もし、お出かけしたときには
青く照らされた施設がないか
探してみてくださいね。

 

 

さて、そんな糖尿病が
歯周病と関係が深い病気と言われているのを
ご存じでしょうか。
実際に、歯周病の人はそうでない人よりも
糖尿病になる割合が約2倍も高い
というデータもあり、
その関連が明らかになっています。

 

自覚症状のない人も含めると、
歯周病にかかっている人の割合は、
成人の約8割とも。

 

つまり、まだ表面化していない
「糖尿病予備軍」も、
かなりの割合で存在することが予想されます。

 

その糖尿病予備軍からの脱却に
歯周病治療が一役買ってくれることが、
近年の研究で明らかになってきました。

 

今回は、歯周病治療が
糖尿病にもたらす効果について
ご紹介していきます。

 

 

 

 

◆歯周病で「血糖値が上がる」って本当?

 

糖尿病はインスリンという
ホルモンの働きが悪くなり、
「血糖値」が上昇してしまう病気です。

 

実は、歯周病が進行すると、
血糖値が上がりやすくなることが
わかっています。

 

歯ぐきの腫れや出血を起こす物質には
「インスリン」の働きを悪くする性質があり、
それが結果的に、糖尿病の発症や悪化へと
つながってしまうのです。

 

 

 

 

 

◆歯周病を治療すると
血糖値が改善することが明らかに!

 

「歯周病で血糖値が上がる」
というのが正しいとすると、
おのずと浮かぶのは
「歯周病を治療すれば血糖値を下げられるのでは?」
という疑問です。

 

この疑問について
これまで多くの研究者がデータを積み重ねた結果、
歯周病治療が
血糖コントロールや糖尿病の改善に良い作用を
もたらすことが実証されてきました。

 

 

 

これらの研究結果を受け、
今では日本糖尿病学会でも
糖尿病の患者さんに歯周病の治療や
再発予防のための
歯科への定期的な受診を薦めています。

 

 

 

 

◆健康診断を受けたら、次は歯科へ

 

歯周病と糖尿病は
いずれも痛みや自覚症状がなく、
知らず知らずのうちに進行するのが特徴です。

 

 

 

 

「沈黙の病」といわれる
この2つの病気は、
いかに早く見つけて治療につなげるかが、
その後の病状や重症度を大きく左右します。

 

糖尿病に関しては
年1回の健康診断で
チェックを受ける機会もある一方で、
歯周病については、
自身の状況を詳しく知る機会が
それほど多くありません。

 

お口の健康を守るためにも、
健康診断で「血糖値」の文字を見たら、
ぜひ、歯周病のことも思い出して、
歯科医院にも足を運んでください。

 

 

 

タニダ歯科医院
〒669-1133 兵庫県西宮市東山台1-10-5
TEL:0797-61-2000
URL:https://www.tanidashika.jp/
Googleマップ:https://g.page/r/CUn1zmeIAnWtEAE


老人ホームとは

こんにちは。訪問歯科医師の村山です。
訪問診療を行っていますと様々な施設や皆様のお宅へ伺う機会があります。
一口に施設といっても介護保険の制度化によって
事業所の種類分けがなされていることをご存知でしょうか。
訪問診療が認められていない所もあるのです。詳しく紹介していきましょう。

・訪問系サービス(居宅)
皆様のご自宅へと訪問する。

・通所系サービス
通所介護事業所(デイサービス)、通所リハビリテーション事業所(デイケア)、
療養通所介護等がある。
通所系サービス利用中は、介護サービスが重なることから訪問歯科診療は認められない。

・短期宿泊系サービス
短期入所生活介護事業所(ショートステイ)と短期入所療養介護事業所(ショートステイ)とがある。
いずれも短期入所であり利用者の生活拠点は居宅である。

・特定施設入居者生活介護
特定施設入居者生活介護(特定施設)とは入居者に対し施設が全面的に介護サービスを提供することを指す。
特定施設の指定を受けられるのは有料老人ホーム、サービス付き高齢者向け住宅、
軽費老人ホーム(ケアハウス)、養護老人ホームの4種類。

・認知症対応型生活共同生活介護
グループホームのこと。認知症の方が共同生活を送る地域密着型の施設である。
特定施設ではないが、施設が全面的に介護サービスを提供する点で、種別の分類としては特定施設に類似する。

※特定施設でない居宅系施設
特定施設の指定を受けていなければ、施設内で外部サービスを利用することになる。
前述の4施設(有料老人ホーム、サービス付き高齢者向け住宅、軽費老人ホーム(ケアハウス)、養護老人ホーム)には
特定施設でない施設も存在する。

・特別養護老人ホーム
社会福祉法人や地方公共団体等により公的に運営されている介護施設のひとつ。
病気や障がい等によって在宅での生活が困難とされた高齢者が、公的な介護サービスを受ける場として入居できる。
寝たきりや認知症等で、常に介護が必要で自宅での生活が難しい方も、
入所により入浴・排せつ・食事等の介護、機能訓練、健康管理、療養上の世話等が受けられる。

・介護老人保健施設
特別養護老人ホームに比べると医療ケアが充実しており自宅と病院との間のような役割を持つ。
入居者に対してリハビリテーション等の医療サービスを提供し、家庭への復帰を目指す施設。
利用者の状態に合わせたサービス計画に基づき、医学的管理のもとで看護、リハビリテーション、
食事・入浴・排せつといった日常生活上の介護などを併せて受けることができる。

上記のように「老人ホーム」といっても目的により入居先が異なり、利用できるサービスも各々違うのです。
訪問診療が施設内で受けられるか迷われる場合は各施設やケアマネジャー、医院等に問い合わせしてみましょう。