タニダ歯科医院ブログ

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西宮市の「タニダ歯科医院」がお送りするブログです。

11月休診日情報

歯の本数の影響力

歯をぶつけて欠けたり、抜けた場合の対処法

こんにちは。歯科医師の森岡です。

本日は、歯をぶつけて欠けたり、抜けた場合の対処法についてお話しします。

これらの対処法を覚えておくだけで、状況に応じて適切な対応ができます。

参考にしてください。

乳歯の外傷は主に1歳から3歳、永久歯では7歳から9歳の

年齢層で多く見られます。子供は歩行が不安定な時期でもあり、

転倒しやすいため注意が必要です。

学童期にはスポーツや運動による外傷も増えます。

特に上の前歯が多く影響を受けることがあります。

また、指しゃぶりやおしゃぶりをしている子供は、

前歯をぶつけやすい傾向があります。

 

乳歯の場合、周囲の骨が柔らかいため、歯の脱臼や

それによって歯が揺れることがよくあります。

永久歯の新しい歯は根がまだ長く成長しきっていないため、

脱臼が起こりやすいです。また、乳歯の根がしっかり成長した後は、

歯が欠けることが多い傾向もあります。

歯が欠けた場合、破片を保持し、歯医者に持参してください。

この破片は歯の再装着に役立つことがあります。

破片を持参する際には、乾燥させず、水に入れて持ってきてください

歯が揺れている場合、触らずにすぐに歯医者を受診してください。

触ると痛みが増したり、歯が移動する可能性があります。

歯科医院で歯を固定し、治療を行います。

最後に、歯が抜けた場合の対処法です。

この場合が最も深刻で、初期の対処が重要です。

 

 

2つのポイントを覚えてください。

まず、歯を絶対に乾燥させないこと。

そして、歯医者にできるだけ早く行くこと。

 

歯が乾燥してしまうと、再装着の成功率が低くなります。

歯を液体に入れる必要があります。

学校には歯牙保存液があるかもしれませんが、

確実ではありません。手元にあるものであれば牛乳、

なければ脱落した歯を軽く洗い、ゴシゴシ洗わないように

注意しながら保持し、歯医者に持参してください。

できるだけ早く歯科医院に行くことが大切です。

20~30分以内に処置を受けられると望ましいです。

今日は歯の外傷時の対処法についてお話ししました。

外傷時は落ち着いて、できる限りの対処を行うことが大切です。

ありがとうございました。

 

 

歯科用CT

こんにちは。院長です。
今年もハロウィンの季節がやってきました。
あちらこちらでカボチャやオバケなどの賑やかな装飾が見られ、楽しい気分になりますね。

 

甘いお菓子やパーティーも楽しみですが、食後の歯のケアも忘れないようご注意ください。
歯の健康を守りながら楽しいハロウィンを過ごしてくださいね。

 

 

さて、当院では被爆線量が圧倒的に少ない歯科用CTを完備しております。

 

 

歯科用CT画像は歯や顎の骨を3次元的、立体的に様々な方向から診断することができます。

 

そのため、インプラント治療だけでなく、親知らずの抜歯、歯周病、根管治療(歯の根の治療)など、あらゆる歯科治療に有効な検査方法です。

 

難症例の根管治療も3次元で把握でき、より正確で精密な診断が可能になるのです。

 

 

患者様一人ひとりに合った最適な治療を提供できるよう、技術はもちろん、設備にも最善を尽くしてまいります。

 

歯のことでお困りの際は、ぜひ、お気軽に当院へお越しください。

 

 

 

 

タニダ歯科医院
〒669-1133 兵庫県西宮市東山台1-10-5
TEL:0797-61-2000
URL:https://www.tanidashika.jp/
Googleマップ:https://g.page/r/CUn1zmeIAnWtEAE

歯を守るための力のコントロール ⑭

こんにちは、歯科医師の武田です。

「歯を守るための力のコントロール」について数回にわけて

お話しさせていただいております。

どうぞよろしくお願いします。

 

◆咬合診査材の再現性の考察

 

臨床において、歯冠補綴物あるいは有床補綴物を調整、装着する

症例は頻繁にあり、これら補綴物の調整あるいは装着操作において

咬頭嵌合位および偏心位の咬合調整を行う必要がある。

これらの咬合調整に用いられる咬合診査材で最も一般的に臨床使用

されているのは咬合紙である。

 

咬合診査あるいは咬合調整時、咬合紙の厚さがどの程度の時に良好な

診査あるいは調整結果を得られるか、粗な咬合診査あるいは咬合調整

にはある程度の厚さがあっても充分であるが、逆に精密な咬合診査

あるいは咬合調整は薄いものを用いねば目的を達成するには不充分である。

 

 

一般的に、咬合診査および咬合調整などに用いられる咬合紙は

薄ければ薄いほど良好な結果が得られると考えられている。

ヒトの歯根膜の高さに対する判別閾値に関して、

Siirilaらは30㎛、Trydeらは確実に認識する厚さは40㎛であると

報告している。

したがって、補綴物あるいは修復物などの装着による垂直的な

顎間距離の変化は30㎛以下となるように咬合調整を行わねばならない。

また、セメント合着すると咬頭嵌合位で数㎛は高い咬合状態となる。

以上のことより、患者の咬合診査あるいは咬合調整時、患者自身が

咬合紙の厚さを異常な介在物として感知することなく、かつ、

精密な咬合診査および咬合調整に必要な印記を得るには、

咬合紙の厚さが約30㎛以下である必要性を示している。

 

識別能においては、咬合紙を上下歯列間に介在させ、各歯の接触部位を

印記して行われるため、歯の接触点間の離開状態によっては、

咬合紙の厚さおよびにじみなどにより2点接触にもかかわらず、

1点接触とし咬合調整を行う識別エラーはしばしば起こり得る。

これは各種咬合紙の染色材および材質により相違が現れたと考えられる。

 

引張り強さにおいては、咬合診査および咬合調整は完全に平坦な面が

相互に接触している状態で行われるのではなく、上下顎歯の咬頭、

隆線および溝などが、嵌合している咬合接触状態で行われるので、

上下歯間に介在させた咬合紙は様々な方向に引っ張られると考えられる。

そのため、早期接触の咬合診査時に、上下顎歯の数カ所の早期接触の存在

により、強い早期接触部位に介在させた咬合紙が断裂し、印記されないか、

あるいは印記不良などが起こると考えられる。この現象防止のために、

咬合紙がある程度の引張り強さを保有していなければならない。

また繰り返し印記耐久回数に関しては6回以内とされている。

 

また空口時のタッピングポイントは咬頭嵌合位を中心とした半径0.4mm

の円内に分布するが、咬合紙を介在させると前方へと変位する。

咬合紙の介在が歯根膜の機械受容器やその他の口腔感覚受容器を刺激し

顎筋の反射機構に影響を与えタッピングポイントの変位が起こったと

推察される。一方、タッピングポイントがほとんど変位しない被験者は、

他の被験者と比較し、前歯部での被蓋関係が緊密であった。

これは、閉口位に近づくにつれ、上顎前歯によって下顎位が規制され

やすいため変位が少なくなったと推察される。

したがって、被蓋関係がそれほど緊密でない患者の咬合診査を行う際には

注意を要し、左右両側に介在させる方法をとれば、前方への変位量が

やや多くなるものの、側方への変位が抑えられ、またその時の

タッピングポイントのばらつきも小さくなり、臨床上有効である。

 

 

歯の健康、美しさを保つには、

定期的なクリーニングがとても大切です

ぜひタニダ歯科クリニックで定期健診を。

ご来院お待ちしております。