タニダ歯科医院ブログ

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西宮市の「タニダ歯科医院」がお送りするブログです。

12月休診日情報

縁の下の力持ち!歯根膜って何者!?

訪問診療・歯科医院に通いたくても通えないすべての方へ

こんにちは。院長の谷田です。
朝晩はめっきり寒くなって参りました。
日増しに秋の終わりと
本格的な冬の到来を感じています。

 

来月にはクリスマスや年末年始といった
楽しいイベントがたくさんあるので、
気温の変化で体調を崩してしまわぬよう
皆さまも十分お気を付けください。

 

 

 

さて、当院では訪問歯科診療を行っております。
患者さんに「先生のところの訪問車を見たよ!」
言ってもらえる機会も多いのですが、
ご覧頂いたことはありますでしょうか?

 

 

外来の本院とは別に、
単独の訪問ステーションを持っています。

 

 

専属の訪問ドクター、訪問衛生士、
訪問コーディネーター、訪問事務
チーム医療を展開しており、
東は塚口、西は御影、
南の尼崎、北は箕面の奥の方まで、
また三田や三宮の手前の方にも
伺っています。

 

 

私も月に数回、
嚥下内視鏡を使用した
摂食嚥下診療(誤嚥性肺炎予防のための)を
施設や在宅で担当しております。

 

 

通院が困難で治療を諦めている方など
いらっしゃいましたら
是非一度お問い合わせください。

 

 

 

【医院からのお知らせ】
昼休み無しの1日通しで診療しております。

 

 

 

タニダ歯科医院
〒669-1133 兵庫県西宮市東山台1-10-5
TEL:0797-61-2000
URL:https://www.tanidashika.jp/
Googleマップ:https://g.page/r/CUn1zmeIAnWtEAE

不意に歯をぶつけて、欠けたり、抜けてしまった場合の対処法

 

皆さんこんにちは。歯科医師の森岡です。今回は不意に歯をぶつけて、

欠けたり、抜けてしまった場合の対処法についてお話しします。

これらの対処法を覚えておくだけでも、状況に応じて適切な対応ができます。参考にしてください。

乳歯の外傷は主に1歳から3歳、永久歯では7歳から9歳の年齢層で多く見られます。

この頃の子供は歩行が不安定な時期でもあり、転倒しやすいため注意が必要です。

学童期にはスポーツや運動による外傷も増えます。特に上の前歯が多く影響を受けることがあります。

また、指しゃぶりやおしゃぶりをしている子供は、前歯をぶつけやすい傾向にあります。

乳歯の場合、周囲の骨が柔らかいため、歯の脱臼やそれによって歯が揺れることがよくあります。

永久歯の新しい歯は根がまだ長く成長しきっていないため、脱臼が起こりやすいです。

また、乳歯の根がしっかり成長した後は、歯が欠けることが多い傾向もあります。

歯が欠けた場合、破片を保持し、歯医者に持参してください。

この破片は歯の再装着に役立つことがあります。破片を持参する際には、

乾燥させず、水に入れて持ってきてください。

 

 

 

 

歯が揺れている場合、触らずにすぐに歯医者を受診してください。

触ると痛みが増したり、歯が移動する可能性があります。

歯科医院で歯を固定し、治療を行います。

最後に、歯が抜けた場合の対処法です。

この場合が最も深刻で、初期の対処が重要です。

 

 

 

 

 

2つのポイントを覚えてください。まず、歯を絶対に乾燥させないこと。

そして、歯医者にできるだけ早く行くこと。歯が乾燥してしまうと、再装着の成功率が低くなります。

歯を液体に入れる必要があります。学校には歯牙保存液があるかもしれませんが、確実ではありません。

手元にあるものであれば牛乳、なければ脱落した歯を軽く洗い、

ゴシゴシ洗わないように注意しながら保持し、歯医者に持参してください。

できるだけ早く歯科医院に行くことが大切です。特に20~30分以内に処置を受けられると望ましいです。

今日は歯の外傷時の対処法についてお話ししました。

外傷時は落ち着いて、できる限りの対処を行うことが大切です。ありがとうございました。

 

味覚のしくみ

こんにちは、歯科医師の井畑です。
朝晩の寒暖差もあり、

体調を
整えるのが難しくなってきました。
最近の楽しみは、焼き芋を食べる事です。

砂糖が入ってないのに甘くて美味しいですよね。

今回はどうやって味を感じているのか、味覚の仕組みについてお話しします。

 

・味覚ってどんなものがあるの?

ヒトの味覚には、
甘味、酸味、塩味、苦味、うま味の
「五大基本味」があります。

その中でうま味に関しては、
日本人が発見したと言われています。

昆布の煮汁からグルタミン酸を発見して
「うま味」と名付け、

特許登録されました。
世界的にも「UMAMI」として知られています。

 

・味覚どこで感じるの?

味覚という大役は、舌の表面の味蕾が
その役の大部分を担っています。

味蕾の数は、乳児期には約1万個。
頬の内側や唇にも味蕾が存在しています。

それに対して、成人になると
7,500個ほどに減少してしまうと言われています。

赤ちゃんは大人よりも微妙な味の違いが
感じやすい、ということになります。

また、味覚が発達するのは3~4歳くらいでピークを迎え、

10歳頃までの味の記憶が、その後の味覚の基礎となります。

ピークを迎える前に色々な味の食べ物を経験し、

味覚の引き出しを増やせるようにしましょう。

また、味蕾という組織は、舌の中にある舌乳頭と
呼ばれる所に存在します。

口を大きく開けて舌を見てみます。
舌の表面、舌背があります。

舌には溝があり、細かい点があります。
この点は茸状乳頭、糸状乳頭です。

更に大口を開けて舌の奥をみますと、
ドーム型の膨らみがみられます。

有郭乳頭で7から12個ぐらい並んでいます。

舌側縁の奥には一見ポリープのような
凸凹があります。これが葉状乳頭です。

舌の中には、以上4つの乳頭が存在します。

ただ、その中で1つ、糸状乳頭には
味蕾が存在しません。

また、味蕾は、全ての場所でどのような味でも感じられるとされています。

しかし、舌の部位によって味覚受容体の種類が変わるため、舌の先、根本、

中央部分、左右などの部位によって感じやすい味が異なります。

舌のどのあたりでどんな味を感じやすいかをご紹介します。

ぜひ食事の際に試してみて下さい。

・甘味…舌の先の方

・酸味…舌の奥の側面

・塩味…舌の手前の側面

・苦味…舌の奥の方

・旨味…舌の中央

 

 

 

・味覚が感じにくくなることって
あるの?

舌の前2/3:顔面神経(鼓索神経)
舌の後1/3:舌咽神経
軟口蓋:大錐体神経
という

神経で支配されています。
つまり、これらの神経自身、

あるいは
これらの神経の中枢になんらかの異常が
生じると味覚異常が生じ、

味覚低下が
認められることとなります。

また、ほとんどの味覚異常は末梢性と言われてますが、

味覚異常の原因には様々な原因があります。

・乳頭の萎縮、消失
・加齢など唾液分泌の低下

・カンジダ症
・がん治療(放射線、抗がん剤)より、唾液腺機能   が障害され分泌低下、

などがあり、様々な要因で起こります。

それぞれの原因に合わせて治療をする必要が
ありますので、

気になることは一度相談して
みてください。

必要に応じて、専門医に紹介が必要な場合もあります。