タニダ歯科医院ブログ

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西宮市の「タニダ歯科医院」がお送りするブログです。

お口のケアで見た目が10歳若返る

3月休診日情報

インプラントオペ

こんにちは。院長の谷田です。

 

当院のインプラントオペはCTのデータをシミュレーションソフトで解析してインプラントを最適な位置に埋入します。

 

 

シミュレーションも複数の歯科医師で検討します。

 

さらに当院ではインプラントオペは担当医の他に経験豊富な私と、これも経験豊富なインプラント担当医の2人でオペをフォローします。

 

このようにあらゆる角度からより安全で長期間機能するインプラントを埋入できるよう日々努力しております。

 

 

タニダ歯科医院
〒669-1133 兵庫県西宮市東山台1-10-5
TEL:0797-61-2000
URL:https://www.tanidashika.jp/
Googleマップ:https://g.page/r/CUn1zmeIAnWtEAE

 

チーム医療

こんにちは。訪問歯科医師の村山です。

皆様のもとへ訪問診療する際は歯科医師ひとりではなく必ず複数名でお伺いしています。
どうして複数名なのでしょう。
医療は医事法制上、医師や歯科医師が中心となって医療を行うこととなっていますが
チーム医療とは医療従事者がお互いに連携することで患者中心の歯科医療を実現しようというものです。
チームワークとは、一般的に職場などで集団で共同作業を行うとき、
その作業が統制がとれて調和が保たれた状態を指します。
歯科医療を行う際、診療は歯科医師と歯科衛生士と歯科技工士の3者が互いに連携することになり、
疾患により、医師、看護師、言語聴覚士などと協力して治療にあたる場合もあります。

歯科医師に最も近い歯科衛生士。
歯科保健医療の専門技術者として歯科疾患の予防から治療にわたり、その業務範囲は広いです。
歯科衛生士の診療補助は一業務に過ぎず、医師・歯科医師とのチームワークの中で行われるものです。
具体的には以下のような内容です。
①指導:歯科衛生実地指導料、訪問歯科衛生指導等
②処置:診療の補助としての歯石除去等
③指導管理:継続的歯科口腔衛生指導等のフッ化物の塗布等
これらは歯科医師とともに、あるいは歯科医師の指示のもとに歯科衛生士が行うものです。
歯科診療の補助は社会のニーズや歯科衛生士の教育レベルあるいは技術の習得などにより変化するものと考えられ、
今後はその範囲が拡大していくと思われます。

歯科には歯科技工士も重要な役割をもっています。
歯科医療に用いられる詰め物や被せ物、義歯等の装置を作製、修理、加工することが歯科技工士の業務です。
歯科医師からの指示書によって技工は行われます。
ただ歯科衛生士のような診療の補助は認められていないので、歯科医師に代わって治療を行ったり
対面行為として診療の補助をすることはできません。

病院において、入院患者に対しての感染防止やリハビリテーションとして、
口腔ケアや嚥下訓練などが行われるようになり、医師、歯科医師、看護師、歯科衛生士、言語聴覚士がチームを組んで
治療にあたる機会が増加してきています。
歯科衛生士は業務拡大とともに一般病院にも就業するようになってきています。
訪問歯科診療で複数名で伺う理由、少しでも多くの目で患者さんの様子を確かめる必要性があるということです。
特に訪問診療の場では高齢や障がいがあり歯科だけでなく医科を継続受診されている方が多いです。
身体の状況を確かめず、服薬内容を知らずに治療を開始することは危険なのです。
気になることがあればどうぞご相談ください。歯科医師でなくても歯科衛生士にお声がけ下さっても良いのです。

虫歯予防

こんにちは、歯科医師の森岡です。
このブログをご覧の方の中にも

「昔から歯が弱くて、、、」と何度も虫歯ができ、

繰り返し治療のために歯科医院に

通われる方はいらっしゃいませんか。
今回は「虫歯を治す」ではなく

「虫歯をなくす」ことに焦点を当て、予防の重要性、

どうして定期健診に来ていただきたいか

ということを改めてお話させていただきます。

まず大前提として歯科医師が歯を削って

詰めれば虫歯は治るという考えは要注意です。
治療後に虫歯の原因が改善されていなければ、

結局また新しい虫歯ができてしまいます。
歯に穴が開くのは、

口腔内の様々な細菌が出す酸

(もしくは食べ物や飲料水に含まれる酸)が

歯を硬くする力に勝り歯を溶かしていくからです。
そのような口腔内の環境は飲食や歯磨き、

日々の生活環境から作られていきます。
つまり虫歯の予防のためには、

虫歯の原因を知り、

虫歯に関わる因子をコントロールできる生活習慣を

患者様自身が作り上げることが最も重要になります。

それでは今回は虫歯に関わる因子を順に

3つ説明させていただきます 。
1. 歯磨きについて
歯の表面に付く細菌の塊、バイオフィルムの中には

虫歯や歯周病の原因となる細菌が

1mgに2~3億いるといわれています。

虫歯で歯が溶けるのは、

バイオフィルム内の細菌が口に入ってきた糖を

栄養にして酸を出すためです。

つまり虫歯菌の住処であるバイオフィルムを

取り除くことが虫歯を予防する第一歩となるのです。
またバイオフィルムは薬剤や水流では落とせないので

歯ブラシや歯間ブラシ、フロスなどをしっかり当てることが重要です。

毎日磨いていても磨き残しのある部位

(バイオフィルムが付着し続けている部位)は

1年中磨いていないのと同じです。
歯科医院の定期健診では

磨き残しの部位を確認しています。
始めは難しいかもしれませんが、

健診などを通して正しい歯磨きを身につけましょう。

2. フッ素について
フッ素の働きは、

①歯の修復を早める(再石灰化促進)、

②歯が溶けるのを遅らせる(脱灰抑制)、

③歯の結晶を強くする、

④最近の活動を阻害する、

の4つでこれらの働きにより虫歯の進行を遅らせてくれます。
子供へのフッ素塗布を不安に思う方もいると思いますが、

乳歯や生えたての永久歯は資質が弱く、

とても虫歯になりやすいため

フッ素による予防を実践していただきたいと思います。

3. 糖について
虫歯を引き起こす細菌は、

糖を栄養にしてエネルギーを得る際に酸を出し、

歯を溶かします。

糖をたびたび摂取していると、

細菌が絶えず酸を出すようになり

口の中が虫歯になりやすい環境へと変化します。
糖を摂らなければ虫歯にはなりませんが、

現代社会で糖を摂らない食生活を送ることは

不可能といってよいでしょう。
虫歯予防という点では、

糖の量を控えることより

回数を減らすことのほうが重要です。
1日に少量の砂糖を何度も食べた人のほうが、

食事の時にだけ大量の砂糖を食べた人よりも虫歯が多く、

砂糖の摂取が4回以下だと

虫歯が少なかったという報告もあります。
甘いものが欲しい時には、

キシリトールなど虫歯の原因になりにくいもの

代用糖を有効に利用してください。

以上の虫歯のメカニズムを理解して

虫歯になりにくい生活習慣を作ることが、

治療の繰り返しをなくし、

歯を健康に保つ鍵となります。
少しの知識を得て簡単なことをいくつか行っていただければ

そう簡単に虫歯にはならなのです。

よかったら皆さんも虫歯予防の意識を持ち、

実践してみてください。