2021/09/30
だんだんと日の暮れる時間が早まり、
夕方には「暗っ!!夕方だねぇ。もうそんな時間か?」と、
季節の移り変わりを感じ
秋に向けて、時が進んでいるのを実感する気がするのは僕だけ?
こんにちは、歯科医師の久貝です。
皆さん、最近どうお過ごしですか?
何か季節を感じる事はありましたか?
季節は秋です。
さぁ、皆さん・・・秋と言えば・・・
「食欲の秋」であったり・・・
「運動の秋」であったり・・・
「読書の秋」もありますね・・・
まぁ、僕の場合は、食べ物であったり、
食べ物であったり、食べ物であったり・・・
「食べ物ばっかりか~~い!!」
って感じですが、
いやぁ、美味しいんですわ、色々と・・・
先日、三田にあるお店にフラフラ~~と立ち寄ったのですが、
そこで いただきました・・・「モンブランソフト」
美味しいんですわ、コレがまた・・・本当に・・・
「三田栗」というものを、存分に使用し作っているらしいのですが、
後に引かない、控えめの甘さで、ホントに無限に食べられそうです。
秋って良いですねぇ、美味しいものを思いっきり食べられるなんて
まぁ僕の場合は、秋じゃなくても、好きなモノを、好きな時に、
好きなだけ食べてますがね。
これも「お口から食べられる幸せ」ですね
歯がしっかりとしていなければ、食べる事が出来ませんので。
そういえば、先日子供の歯が抜け落ちてきましたが、
皆さん子供の歯、いわゆる「乳歯」って何本あるか知ってますか?
乳歯は生後6か月ごろから下の前歯(乳中切歯)から生え始め、
3歳くらいまでには生揃い、全部で20本になります。
上の歯が10本、下の歯が10本です。
そして、乳歯が抜ける時期には多少の個人差があります。
一般的には6歳前後から12~13歳ころまでに乳歯から
永久歯へと生え変わります。
最初に下の前歯が抜けて永久歯へと生え変わり、
ほぼ同時期に「6歳臼歯(きゅうし)」と呼ばれる奥歯の
「大臼歯(だいきゅうし)」が生えるのが一般的です。
「大臼歯」は、乳歯がなく永久歯と生え変わる時期に
初めて生えてきます。
この歯に関しては、気づかないうちに「しれ~~~」っと、
生えているため気づかないうちに虫歯になっていることが多いため、
なるべくお父さん、お母さんのご協力で仕上げ磨きが必要となってきます。
そして、だいたい14歳ごろには、親知らず以外の永久歯が全て揃うでしょう。
よく健診に来られた親御さんから
「お友達は、もう結構 乳歯が抜け落ちているのに、
ウチの子供遅くないですか?」
と質問を受けますが
そこは個人差です。ご自身のお子さんと、お隣のお子さんは全く違うのです。
人間なので、「全く一緒」なんて事は絶対にありません。
それも個性なのです。
「早く歯が出たから良い」ワケではない。
「遅く歯が出たから悪い」ワケではい。
一つ一つが違う人間なので、変わってくるのは当たり前です。
あとは、お父さん、お母さんが、その変化をしっかりと
見守ってあげるのが重要なのではないでしょうか?
もし良ければ、タニダ歯科での定期健診にて、
判らないことがあればご質問ください。
お父さん、お母さんだけで悩まず、僕らも一緒に悩んで、
お子様のお口の中を良い方向へ導ければ良いなと思います。
2021/09/22
こんにちは。院長の谷田です。
今回はインプラント手術についてお話します。
インプラントの手術に経験が大事なのは言うまでもありません。
ただ、デジタル革新によって手術自体も大きく進歩しています。
まず、CTからの情報で埋入方向や角度、骨質(骨の硬さ)、神経の走行など
あらゆる情報を手術前に把握します。
CT上でインプラントの埋入位置を決定して、
それをそのまま手術ガイド装置に落とし込みます。
当院ではノーベルガイドとアイキャットの2種類のCT解析ソフトを利用しています。
手術を行う前に精密な情報収集と計画を作ることで質の高い治療を
行うことが可能となります。
まさにインプラント手術は
「手術前にほぼ手術は終わっている」とも言えるでしょう。
インプラントに関して気になる方やご興味のある方はぜひ当院へ
ご相談ください。
タニダ歯科医院
〒669-1133 兵庫県西宮市東山台1-10-5
TEL:0797-61-2000
URL:https://www.tanidashika.jp/
Googleマップ:https://g.page/r/CUn1zmeIAnWtEAE
2021/09/16
こんにちは。訪問歯科医師の村山です。
訪問歯科診療を依頼する時、それはどんな時でしょうか。
居宅または施設などで療養し、疾病、
傷病のため通院による歯科治療が困難な患者に対して、
①患者の求めに応じて訪問し、屋内で診療を行った場合、
②継続的な訪問診療の必要を認め、患者の同意を得て訪問し、
屋内で診療した場合に、訪問歯科診療として扱うことになります。
〈訪問歯科診療の対象者〉
通院による歯科診療が困難な者であって、
居宅または社会福祉施設などで療養している者が対象となります。
社会福祉施設とは、介護老人保健施設、特別養護老人ホーム、
歯科標榜しない診療所や病院などが該当します。
もっとも診療所から16km以上離れた場所にある居宅または
施設は訪問診療の対象になりません。
訪問歯科診療の依頼は、
患者さんご本人またはそのご家族から求められることが多く、
ケアマネージャーや施設関係者から依頼される場合もあります。
その場合はケアマネージャーなどから患者さんの情報を聞き、
密に連携をとりながら診療を進めます。
〈訪問歯科診療の診療範囲〉
「歯科訪問診療における基本的考え方(2004年)」より
歯科訪問診療における妥当と思われる処置の範囲として、
高い技術度や、正確性を要求される処置や危険性を伴う処置には必要な設備、
人員を備えた施設で行うべきであり、複雑にならない保存、補綴、
歯周処置および咀嚼に関する指導が通常の訪問診療の範囲と考えられる。
また歯科訪問診療における妥当と思われる手術の範囲として、
高い技術度、正確性および厳密な滅菌処置を要求される
手術(歯肉剥離掻爬手術等)については該当しない。
簡単な抜歯、歯槽骨整形手術、歯槽膿瘍の口腔内消炎処置、
口腔外消炎処置、顎関節脱臼非観血的整復術等が該当する。とされています。
居宅内では、治療に必要な器具を置くスペースが限られており、
必要最小限とすべきで、診療形態は術者と介助者を含めた複数での診療が望ましい。
ともされています。
難しく表現されている様に感じられるかもしれませんが、
ここにあるのは大切な事で、訪問歯科診療ではできる治療に限りがあります。
また同じ「歯を抜く」といった処置でもできる方とそうでない方とがあります。
抜く歯の形といった事ではなく患者さんご本人の全身状態も
考慮しなければならないからです。
訪問診療では治療の進む速度が遅く感じるでしょう。
内科の先生と相談したり、
場合によっては歯科口腔外科を受診してもらう場合があります。
とはいえ、私達は可能な限り食事を楽しく摂って頂ける様、
お口の健康をサポートして参ります。
2021/09/09
こんにちは、歯科医師の森岡です。
本日は保護者の皆様にも気づきやすい、
乳幼児期の反対咬合(受け口)についてお話させていただきます。
そもそも反対咬合(受け口)とは?どういう状態のことをいうのか。
本来正常の噛み合わせでは、下の前歯は上の前歯の後方に位置します。
反対咬合とはその前後関係が逆になっている状態で、
下の前歯が上の前歯より前に出てしまっている状態のことをいいます。
それでは何故反対咬合(受け口)になったのか?
歯並びの不正には必ず原因があります。
遺伝的要因ももちろんありますが、乳幼児期の不正咬合は
悪習癖や筋肉のバランスのくずれなどの後天的な要因が
大きく影響していると考えられています。
またその時点で原因となる要因(トリガー)を取り除くことで、
早期改善が見込まれます。
逆にその要因(トリガー)を放置しているとどうなるのか?
乳歯列期では下顎の位置は固定的ではなく成長によって
どんどん変化していきます。
乳幼児期の反対咬合(受け口)を放置しておくと前歯を使った
食育ができず顎の骨を正しく育成することができません。
その結果、6歳ごろに前歯が乳歯から永久歯に生え変わり始めても、
成長不足の顎に合わせた反対咬合(受け口)が定着してしまいます。
反対咬合(受け口)に関しては治療に介入する時期が非常に重要です。
保護者の方からお子様のお口をみて「なにかおかしいな」
と感じたら様子をみてはいけません。
反対咬合(受け口)が定着する前の早い段階で原因を除去し、
正しい成長過程に誘導してあげることが大切になってきます。
悪習癖や筋肉のバランスの崩れなど後天的な要因からの
反対咬合(受け口)のお子様にはいくつかの特徴があります。
・上唇の圧力が強い
・口周りの筋肉の緊張がない
・舌の位置が正しくない、下がっている
などです。
お口は歯や口唇、舌、口周りの筋肉といった様々の機能が合わさり、
正しく機能することでようやく正しく発育します。
この機能をきちんと改善しておかないと、せっかく並んだ歯並びも
後戻りの可能性が高くなったり、歯列不正につながる可能性が高くなります。
最近では口周りの筋肉の状態や舌の位置を正しい位置(低舌位から挙上)へと
誘導する小児用のマウスピースのような装置もあります。
大人になってからの矯正治療も可能ですが、骨の完成前に適切な治療を
行った方が治療期間も短く、患者様自身の負担も小さくすみますので、
気になることがありましたら、気軽にお声がけください。