タニダ歯科医院について

タニダ歯科医院ブログ

西宮市の「タニダ歯科医院」がお送りするブログです。

「つめもの」を飲んじゃった!?そんな時は!

高性能なコロナ対策!

こんにちは。医療法⼈社団タニダ⻭科医院 院⻑の⾕⽥です。

 

当院のコロナウイルス対策の最大の特徴は、ウイルスをも集塵する

「医療施設用空気清浄機エアロシステム35M」を数台設置して、

常に安全で清潔な空気環境を造り出しています。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

このエアロシステム35Mは毎分35立方メートルの空気清浄能力を持つ、

本格的な業務用空気清浄装置です。

市販の置き型空気清浄機の7~10倍の空気清浄能力を備え、また、空気中のウイルスに対応できる0.01μmの微細な粒子まで吸い上げることが可能です。

 

さらに当院では自動体温測定器・マスク装着認識システムで来院される方の状態も把握しています。

 

皆様に安心して治療を受けていただけるよう、尽力してまいります。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

タニダ歯科医院
〒669-1133 兵庫県西宮市東山台1-10-5
TEL:0797-61-2000
Googleマップ:https://g.page/r/CUn1zmeIAnWtEAE
Web:https://www.tanidashika.jp/

 

知覚過敏症

こんにちは、歯科医師の川村です。

今回は、知覚過敏症について書いていきたいと思います。

 

  • 知覚過敏症って何?

象牙質知覚過敏症のことで、歯ブラシの毛先が触れたり、冷たい飲食物、甘いも

の、風にあたった時などに歯に感じる一過性の痛みで、特に齲蝕(虫歯)や歯の

神経(歯髄)の炎症などの病変がない場合にみられる症状を言います。

 

 

 

  • 歯の構造

歯というのは、表面をエナメル質という組織で覆われています。

しかし、エナメル質という組織は歯の全周を覆っているわけではありません。

エナメル質の下には象牙質という組織があります。

この象牙質ですが、エナメル質とは違いがあります。

有機質・無機質の割合、硬度など違いは多数ありますが、今回のことで言えば、

細管の存在です。

象牙質には、象牙細管(象牙質にある細い管)があります。

この象牙細管は歯髄(歯の神経)の所までつながっています。

つまり、この象牙細管に刺激が伝わってしまうと神経が感じてしまいしみてしま

うのです。

ちなみに、エナメル質には細管はありません。

通常、象牙質はエナメル質に覆われているので、こうした痛みを感じることはあ

りませんが、極端に冷たいものなどではエナメル質の上からでも温度が内部の象

牙質に伝わって、歯が痛みを感じることもあります。

しかし、様々な理由で象牙質が露出すると、刺激が神経に伝達されやすくなり、

知覚過敏が生じるようになります。

象牙質が内部の神経にまで刺激を伝えるのは、象牙質の中にある無数の小さな管

状の構造物があることによります。

この小さな空隙は加齢などにより、少しずつ塞がってくることもあります。

このような場合には知覚過敏は起きません。

したがって象牙質が露出している時には必ず知覚過敏が起きるということではあ

りません。

 

  • 象牙質が露出する原因

1.歯肉退縮

歯肉の位置は加齢とともに少しずつ下がってきます。

それに伴って歯根が露出し、象牙質がむき出しの状態になります。

このような象牙質表面では、歯ブラシが触れたり、温度変化などの刺激で痛みを

感じることがあります。

持続時間は長くても1分以内で、時間が経てば痛みは消失します。

歯の表面に歯石がたくさん付いているような場合、それを取り除いた時にも同様

の状態となり、歯石をとっている時にも器具が象牙質表面に触れたり、水をかけ

て処置をするので、知覚過敏と同様の痛みを感じることがあります。

 

2.破折

歯が破折してしまい象牙質が露出することがあります。

破折時には、残っている歯に亀裂が入っていることもあります。

亀裂の状態にもよりますが、歯の神経の部分にまで細菌が侵入して炎症を起こす

こともあります。

 

3.摩耗、酸蝕症による象牙質露出

摩耗、酸蝕によりエナメル質がなくなると象牙質が露出します。

すり減り具合により症状が出る場合があります。

 

 

  • 治療

1.知覚過敏用歯磨きの使用

歯の神経の周囲をカリウムイオン(K+)が多く取り巻いていると神経の細胞が興

奮しにくくなるということを利用し、硝酸カリウムという成分を配合した歯磨き

剤を継続使用していきます。

 

2.知覚過敏抑制剤の塗布

露出した象牙質の内部の小さな空隙を、歯と同じような成分の結晶や、その他

様々な物質で封鎖することで、歯の神経への刺激の伝達が遮断されて伝わりにく

くなります。

 

3.露出した象牙質の被覆

知覚過敏のある象牙質表面を樹脂やセメントで被覆します。

 

4.抜髄

知覚過敏は一過性の痛みですが、痛みの持続時間が比較的長いような場合や、

その痛みが非常に激しい場合には、歯の神経を取ることもあります。

 

 

もちろん虫歯が原因で歯がしみることはあります。

気になる方は早めに診てもらいましょう

口と認知症の意外な関係⑴

こんにちは。歯科医師の村重です。

一度暖かくなったと思いきやまた寒さがぶり返してきたりと、体調を崩しやすい季節ですね。春を待ち遠しく感じます。

さて、今回のブログは近年話題になりつつある、口と認知症の関係についてです。

認知症は全世界的な問題であり、2015年現在、世界 で約4700万人の患者がいるとされ、20年ごとにその数は倍増し、2030年には約7500万人、2050年には13000万人以上に達すると予測されています。

認知症の割合は後期高齢者で急増し、 日本では85歳 以上で40%90歳以上で60%が罹患するとされています。

認知症は、患者本人のADLを著しく低下させ、かもそれが長期間続くため、癌はもとより、 虚弱や身体機能の障害に比べても介護の負担がきわめて大きい病気です。

このように、認知症・認知機能低下への対策は喫緊 の課題であるものの、いまだに有効な治療方法が確立されていないため、これまで危険因子の特定、ならびに予防や進行の遅延の方法についてさまざまな検討がされている状況です。

ここで、認知症・認知機能低下と口腔に関連する論文をいくつか紹介します。

 

 

 

 

 

 

 

 

①歯の数や歯周病は認知に影響する
アメリカの国民健康栄養調査 (NHANES, National Health and Nutrition Examination survey)のデータを 用いた、追跡期間が32年と非常に長い研究です。28~70歳の男性 597人を対象に、歯周病と認知機能との関係について分析したところ、歯数が少ない者、歯周ポケットが深い者、 歯槽骨吸収量が多い者では、認知機能低下のリスクが高いことが示された。さらに、45歳以上の者ほど、そのリスクがより高い傾向がありました。
このことから、中年期以降の歯周状態や歯の欠損が認知機能に影響することが示唆されたと言えます。

②咀嚼能力と認知機能は関連する。
この研究は、77歳以上の557人を対象とした質問調 査による横断研究です。
歯の欠損(多数歯)は認知機能と有意な関連はみられませんが、咀嚼能力の自己評価は年齢、性別、教育 歴、うつ傾向、精神疾患を調整しても、 認知機能に有意な関連がありました(オッズ比1.72)。これは後期高齢者で歯が少なくなった場合は、歯の本数より咀嚼機能のほうが認知機能に、より重要であることを示唆しています。
次回は、口と認知症の関係についてのその他の論文や、なぜ歯や咀嚼が認知機能に影響するのかについてお話させていただきます。

お菓子でむし歯になりやすい?


 

こんにちは。院長の谷田です。
2月といえば印象的なのはバレンタイン。

 

近年では女性が渡す「本命チョコ」
「義理チョコ」の他にも、

 

友だちにあげる「友チョコ」
家族にあげる「ファミチョコ」
男性が女性にあげる「逆チョコ」など、

 

プレゼントするチョコにも
色々な種類があるようです。

 

 

お店に並ぶ色んなチョコを見ていると、
ついつい自分のために
「マイチョコ」も買ってしまう……
という方も多いのではないでしょうか?

 

 

 

 

そんなチョコレートを食べる機会の多い2月ですが、
皆さまのイメージする通り
「砂糖の多い食べ物」にはむし歯の危険性があります。

 

しかし、なぜ砂糖の多い食べ物
そういった危険性があるのでしょう?

 

 

 

実は、たとえむし歯がなくても
お口にはミュータンス菌を始めとした
「むし歯菌」が住みついていることがあります。

 

 

そして、この「むし歯菌」
砂糖をエサにして歯垢(プラーク)を形成し、
酸で歯を溶かし続けるようになります。

 

 

 

 

すると、やがて歯に穴があき
むし歯になってしまいます。

 

 

私たちが好きな「お菓子」、
特に、砂糖の多いお菓子ほど
むし歯菌にとっても大好物というわけですね。

 

 

そこで、そんな「要注意なお菓子たち」
危険度順にご紹介したいと思います。

 

 

 

 

 

むし歯の危険度「低」 

・砂糖不使用のおせんべい
・クラッカー
・ポテトチップス
・スナック菓子 など

 

砂糖が使われておらず、
口に含んでいる時間も短いため
むし歯になる危険性は比較的低いと言えます。

 

 

 

 

むし歯の危険度「中」 

・ケーキ
・シリアル
・アイスクリーム など

 

こちらは先ほどのお菓子より
さらに要注意。

 

これらには砂糖が使われているため
むし歯菌の好物ではあります。

 

しかし、
サクサク・パリパリとして食べやすかったり
すぐに溶けてしまう、など
口に含んでいる時間が短いため
危険度はやや低いです。

 

 

 

 

そして、お菓子の中でも
とくにむし歯になりやすいのが…

 

 

 

むし歯の危険度「高」 

・チョコレート
・クッキー
・和菓子 など

 

砂糖が多く使われ、
食べ終わるまで時間がかかり、
歯にくっつきやすい!
という、
むし歯菌が繁殖するには
もってこいのお菓子
です。

 

 

 

とはいえ!
糖分が一切入っていないお菓子を探すのは大変ですし、
好きなお菓子を気にせず食べたいものですよね。

 

 

 

 

そこで大切なのは、
糖分がお口の中にある時間を短くすること。
つまり、だらだら食べ続けないことです。

 

 

食べる時間をしっかり決めれば、
食べてない間に歯が再生(再石灰化)し、
むし歯になりにくい口内環境となります。

 

 

加えて、毎日の歯みがきももちろん効果的!

 

これらにちょこっと気をつけていただき、
お菓子を楽しみながら むし歯知らず
を目指してくださいね!

 

 

 

ちなみに、
チョコレートの中にはなんと、
むし歯予防に効果がある
「キシリトールチョコレート」

というものもあります。

 

むし歯になりやすいお子さまや、
大切な方へのプレゼントにいかがでしょうか。

 

 

タニダ歯科医院
〒669-1133 兵庫県西宮市東山台1-10-5
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